top of page
2024年2月1日
「mayonaka」は真夜中に常温で染色機を無人で動かして染めた画期的な染色技法で作られています。最も水の温度をガスボイラ―で高温まで温めることが必要な黒は環境負荷が高い色と言えます。
この染色技術では黒を真夜中の無人な工場を活用して常温で染めることでガスを使用しないで染める技術です。
開発の背景として世界の紛争から始まった光熱費の高騰があります。たくさんの資源を日々のものづくりで使う染色工場では原価高騰は非常に課題となっていました。私たちは真夜中の工場が静まった時間に加工するアイデアを思いつきました。当たり前の染色の作り方を1から見直し試行錯誤の末に完成したものづくりです。
「myonaka」では素材そのものが自然に染まる黒濃度に仕上がります。これまで化学染料を使った染色では指定の色に精確に合わせることが重視されてきました。しかし原料や季節、水質など僅かな誤差で色合いは変化してしまうため、同じ色に仕上がらない場合は色ブレと言われ不良と判断されてきました。この加工では草木染のように上がってきた色そのものを受け入れる楽しみを改めて提案していきたいと考えています。
加工についてはCONTACTよりお問い合わせください。
bottom of page